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斎藤芳盛
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竜次が佐伯工務店で働きはじめて8年の月日が経過した。真面目な仕事ぶりから、皆に信頼され、竜次は佐伯工務店のホープとなっていた。班を任され、後輩と現場へ向かう毎日。あの日の失敗を二度と繰り返さないと8年間貫き通してきたのだ。社長もそんな竜次を見て、地方への研修や、資格取得をサポートした。

竜次の弟2人は無事、高校を卒業した。母、タイとの誓いを果たしたのだ。22歳になった竜次だが、社長に了承を得て夜間高校への進学を決意する。弟たちが無事に高校卒業し、行きたかった高校にやっと通えるようになったのだ。仕事が終わると、疲れをおして高校に通った。しかし竜次は毎日が新鮮だった。行きたかった高校を断念し、働いてきた竜次にとって高校は夢の場所だった。

それから更に5年後には、最年少で業務部長になった。社員数は竜次が入社した当時と比べ大幅に増え、40人程になっていた。井ノ口市内でも公共の建物や工場、住宅など建設ラッシュが起こり、佐伯公務店も規模を拡張し3つの営業所を構えるまでになった。佐伯公務店に入社してから20年後、竜次は独立を決める。現在の会社、如月工務店を設立する。会社を起こした当時は社員3人という小さな会社だった。会社設立当時は佐伯工務店の下請けが多かったものの、5年後には自社の仕事のみで会社経営が成り立っていた。信頼のおける仕事と真心のサービスをもっとうとし、井ノ口市周辺の仕事を増やした。竜次は職人の道に入り若かった頃社長に言われた、『真心』を忘れなかった。

1989年以降バブル崩壊により、銀行の貸し渋り、中小企業は経営破たん、倒産など、同じ土木業者の中にも倒れる会社が後を絶たなかった。しかし、如月工務店は地元を基盤として耐えうるだけの体力と精神力を備えていた。一時期、大幅に売り上げを下げたものの、竜次自ら率先垂範の姿を見せた。苦境の中、竜次は社内の士気を高め不況の嵐を乗り切ったのだった。

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